専業主婦というと、「お気楽」というイメージを持つ人もいるかもしれません。

また、最近の若い女の子は専業主婦にあこがれている子が多いそうですね。

 

でもちょっと待って!

専業主婦ってそんなに良いものでしょうか?

 

専業主婦はラクじゃない

 

わたしは、専業主婦はラクなものでもないし、あこがれるようなものでもないと思っています。

これは、「家事・育児は大変な労働だから」という話ではないですよ。

ラクじゃないのは経済的な面です。
働かずに夫に養ってもらえるのだからラクだって思いますか?

とんでもない!

 

生きるためのお金を自分で手に入れることができず、全面的に夫の収入に頼らなければならないというのは、ものすごいリスクです。

 

専業主婦のリスクとは?

 

全面的に夫の収入に頼ることで具体的にどんなリスクがあるのか見てみましょう。

  • 自分で自由に好きなものを買えない

これは「遠慮せず買う」という人もいるかもしれないし、ちょっとガマンすればいいだけの話なので、大したリスクではないですね。

問題はこんなときです。

  • 夫の会社が倒産したら?
  • 夫がリストラされたら?
  • 夫と死別したら?
  • 離婚したら?

夫の収入だけに頼って生活していると、こんな事態に直面したとき、一気に貧困に陥ってしまうんです。

 

いまや日本では3組に1組が離婚しているんですよ。

かなり高い確率で起こり得るリスクだと思いませんか?

 

夫婦仲は良好だから離婚の心配はない!?

 

「うちは夫婦仲がいいから、そんな心配はない」
「うちの夫はやさしいから大丈夫」って思ってる人。

今はやさしい夫でもこの先ずっと変わらないなんてどうしてわかるんですか?

 

たとえばDV夫。
はたから見たら、「なんでそんな男と結婚したの?付き合ってるときになんとなく気付いただろうに」って思いますよね。

ところが、DVをする男性は、付き合っているときなど立場が対等なときはそんなそぶりを見せないそうです。
相手が弱ったときに本性をあらわすのだとか。

弱ったときってどんなときかというと・・・たとえば、出産して仕事を辞めて、簡単には自分から離れないだろうとわかったときです。

 

 

今は、うつ病などメンタルの病気にかかってしまう人がとても多いので、精神的な病気で人が変わってしまうという可能性もあります。

リストラされたり何か大きなストレスがきっかけで夫がお酒におぼれ、暴力をふるうようになり、熟年離婚…という人もいます。

 

こういう事態になったら早く逃げないといけません。

 

このほか、夫の浮気、浪費ぐせ、子育てに全く協力しないなど、もう一緒に暮らしたくないという状況になることもありえます。

これらの場合、暴力を振るわれているわけじゃないのでガマンするという選択肢もあるのかもしれないけど、愛情も思いやりもなくなった人と、経済的な理由だけでガマンしながら暮らしていくって・・・

あなたの人生、本当にそれでいいんですか?

 

女性は「子供のために。自分さえガマンすれば」って考えてしまう人が多いけど、毎日のように夫婦喧嘩したり、ママがパパの悪口を言ったりする環境で育つことが、本当に子供のためになるんでしょうか?

「自分さえガマンすれば」と言っても、ママがガマンしてる状態は子供にとってもつらいものです。

 

>>子供がいるから離婚できない!? 子供の気持ちは…

 

人のお金で生きていくということは、ガマンしないといけないことがあまりにも多すぎます。

ガマンして何とかなることならまだマシですが、「愛人と結婚したいから離婚してくれ」なんて切り出されたらどうします?

 

誰でも最初は、自分たち夫婦が離婚することになるなんて思っていません。
でも、何年も一緒に暮らしていくうちにうまく行かなくなったり、思いがけないことが起きて離婚に直面してしまうことがあるんです。

 

母子家庭の貧困

 

日本では、母子家庭の半数が貧困世帯だといいます。
貧困世帯というのは、世帯年収約122万円未満のことです。

月10万円くらいのパートしかしていないなら、年収120万円で貧困世帯ということになりますね。

十分な生活費を稼げる仕事につけなくて、人妻系風俗で働くシングルマザーもいるといいます。

生活が苦しいとか、離婚のゴタゴタ、一人で子供を育てるプレッシャーなどから精神疾患にかかってしまうケースも多いそうです。
その結果、子供に暴力を振るってしまったり、最悪の場合、一家心中なんていうことも。。。

 

最近読んだ本で、とても印象深いものがありました。

西原理恵子さんの、
『女の子が生きていくときに覚えていてほしいこと』という本です。

 

その中で、子供に売春をやらせている親がいるという話が出ていたんです。
お母さんが稼げなくなると、子供に体を売りにいかせるそうです。
とてもショッキングな話ですが・・・

貧困はすべてを押し流す濁流だ。
どんなに愛情深いお母さんでもあっという間に飲み込まれてしまう。

このフレーズがとても響きました。

 

ここまでひどくはなくて、なんとか生活費は稼げるとしても、生活するのがやっとで子供のためにお金をかけられないのがツラいという話もよく聞きます。

子供が興味を持っていることや、才能を伸ばしてやりたいと思っても、習い事をさせる余裕がないんです。
中学生になって部活を始めるときも、「お金のかかる部活はダメ」といわなきゃいけない。

 

親として、こんな状態は耐えられませんよね?

 

専業主婦は相当なリスクをとっているのだといいましたが、それは専業主婦になることを選んだ本人だけでなく、子供にも大きなリスクを背負わせていると言えます。

 

リスクがあるのになぜ専業主婦になったのか

 

専業主婦でいることにはリスクがあるということは、ある程度わかっている人も多いと思います。

でも、わかっていながら、それでもなお専業主婦になることを選んだ人は、なぜ専業主婦になったのでしょう?
リスクをどのように考えているのでしょう?

(親の介護をしているとか、働きたいのに保育園に入れないなどの事情でやむを得ず専業主婦をしている人は、自分で選んだわけではないので除きます)

 

ネットの掲示板や悩み相談サイトなどから声を集めてみました。

 

楽観的な意見

先のことばかり考えても仕方がない。なんとかなる

ずいぶん楽観的(何も考えていない)ですね( ̄∀ ̄;)

夫に頼まれたから

専業主婦になってくれと夫から頼まれたとしても、いざというときに困るのは女性側なので、簡単に承知せず、ここは良く考えてほしいところです。

共働きの家の子は問題児になる

すごい偏見ですね・・・。
でも、保育園に預けることに抵抗があり、仕事を辞めてでも自分でしっかり子育てしたいと考えている女性は多いようです。

ただ、その場合でも、さっきのようなリスクに直面したときは、子供につらい思いをさせてしまうということを忘れないでほしいです。

自分の母親が専業主婦で幸せそうだったから

わたしたちの親世代は、専業主婦ができた最後の世代とも言われています。
夫の給料が右肩上がりで上がり、終身雇用が期待できた時代です。
今はもう、安心して専業主婦でいられる時代ではありません。

いざとなったら生活保護を受ければいい

生活保護を受けるのも簡単なことではありません。
財政の問題もあり、自治体はあまり生活保護を受け付けたくないようです。
窓口に生活保護の相談に行っても「なんで離婚したの?働けるでしょ?」と責められることもあるといいます。

また、生活保護を受けると貯金に制限が設けられるので、子供の教育費を貯めにくいという問題があります。
そのため、シングルマザーでも生活保護を受けている人はほんの一部に過ぎません。

夫に生命保険をたくさんかけているから大丈夫

夫と死別した場合は、生命保険である程度対応できますが、夫の病気や離婚の場合は対応できません。

夫から養育費をがっぽりもらうから大丈夫

最初は養育費を支払っていても、途中で支払われなくなるケースが非常に多いんです。
元夫からきちんと養育費が支払われている母子家庭はたった2割しかいないそうです。

養育費は子供の権利なので、絶対にきちんともらった方がいいと思いますが、現実はたったの2割。

いざとなったら働けばいい。選ばなければ仕事はある

働かないと行けませんし、選ばなければ仕事もあるでしょう。
でも、ずっと専業主婦をしていた人が急に働きに出る場合、どれくらい稼げるのかよくわかっていないのでは?と思ってしまいました。

専業主婦の再就職は厳しく4人に1人しか正社員には戻れないそうです。
結婚していて一度仕事を辞め再就職した女性で年収300万円以上になる人はわずか1割と言われています。

つまり、いざとなって自分が働いたとしても、十分に対応できないということです。

 

リスクに備えて専業主婦をしている人もいる

楽観的すぎる意見がある一方で、リスクを自覚してしっかりと備えた上で専業主婦をしているという人もいました。

結婚前までに多額の貯金、へそくり

いざとなればしばらく仕事をしなくても大丈夫なくらい貯金をした上で専業主婦をしている人もいます。

働こうと思えばすぐにでも働ける資格をもってる

月10万円程度ではなく、看護師など十分な収入が得られる資格を持っているから、いざという時も大丈夫という人です。

実家が頼れる

実家がお金持ちで、いざというときは受け入れてくれるなど、恵まれた環境の人もいます。

 

リスクを減らして生きていくための戦略を立てよう

 

周囲のサポートが得られず、育児と仕事を両立できないなど、今は専業主婦にならざるを得ない事情があるとしても、専業主婦の期間を利用して、いざというときのために準備しておくことはできるはずです。

 

たとえば・・・

・資格を取って専門職を目指す

・希望すれば正社員になれる職種でパート勤務

・自宅で働く(在宅ワークやアフィリエイト)

など、方法はいろいろあります。

 

>>子育て中の仕事。両立しやすい職種は医療事務?

>>子供がいても働きたい!子どもに寂しい思いをさせずに働く方法は?

>>子育て中の仕事。主婦におすすめの在宅ワークでどれくらい稼げる?

 

 

「いざとなったらなんとかなる」と楽観視していると、何か起きたときにたちまち追い込まれてしまいます。
追い込まれてから何とかしようとしても遅いんです。

追い込まれる前に、生き抜くための戦略を立てておきましょう!

 

わたしは、自分で稼げるからこそ生き方を選択する自由があると思っています。

自分の幸せを人任せにしないで、経済的に自立した女性になりましょう!